アレッジ氷河1泊2日のトレッキング

ユングフラウヨッホ 標高3454mから1日目は,コンコルデアシュッテ 標高2850mまで
斜度はそれほど無く危険そうなクレバスもあまりなく快適に進む。
5Km程進むと,前方にシュッテがハッキリと見え始めますが,氷河はいよいよ進ませてくれません。
アレッチホルンからの氷河とアイガーからの氷河が合流して,2本の筋状のモーレンが出来て,
真っ青なクレバスが大きく口を開き水が勢いよく流れ,行く手を阻みます。

2日目は,シュッテを6時30分に出発。
あいにくの雨,カッパを着て,キャップライトを点け,100mの岩壁をザイルで確保しながら氷河まで降ります。
モーレンの下はこちんこちんの氷河です。
いよいよアイゼンを付け,訓練の成果を発揮します。
目指すフィッシャーアルプレストラン 2212mは,遙かかなたのエッグスホルン2926mの向こう側。
氷河を8Km歩いてからもう一山越します。

ヨッホで出発前のランチ。
あいにくの天気ですが行きます。
ザイルはガイドさんにお任せ。
アレッジ氷河の第一歩。
いざ出発。
歩くこと3時間,岩肌にシュッテが見えます。
いよいよルート探しです。
渡れる所あるかな?
シュッテがあんなに高いところにあります。
建設当時の氷河は,シュッテの近くだったそうです。
もう100mも下になってます。
おかげでシュッテまでは,垂直の岩壁の梯子を登ります。
一段一段確保しながら,何しろもう5時です。
落ちないように一歩一歩ゆっくりと。
シュッテについて振り返ります。
晴れていると,ユングフラウが,メンヒが,アレッチホルンが見えるのでしょう。
コンコルデアシュッテの看板
2850m。
ワインを飲みながら仲間の皆さんとディナーです。
2日目。
朝6時半出発。
冷たい雨です。
まだ暗くてキャップライトを点けます。
モーレンの先に荒々しいクレバス群が見えます。
雨も何のその。
元気いっぱいの出発です。
昨日と,うって変わってクレバス群はどこまで続くのでしょうか。
ところどところにこんな滝つぼ?があって凄い勢いで水が流れ落ちていきます。
氷河は厚いところでは1000mもあるそうです。
前方の高い山がエッギシホルン2926m。
目指すレストランは,山の向こう側の中腹です。
あと何時間掛かるかな?
もうすぐ山岸なのになかなかルートは険しいです。
たどり着いてひとの登り。
アイゼンを外すと足がスゴーク軽いです。
振り返ると,難所のクレバス群がよく見えます。
陸に上がると,こっちのもの。
ザイルもないし,でも足の長さでどんどん差が出てきます。
もうひと山です。
ようやくランチ。
念願の氷河トレッキング終わりです。
よく頑張りました。
アンデアス フルーリさんいつも笑顔で安心ガイド有り難う。

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