「四国へんろ‥こころの旅」 H 
四国の池さん 1/27(火) 23:24:42 No.20090127232442
今回一緒に歩いた、大垣のN子さんのことですが
一昨年の五月ごろでしたか、23番薬王寺から24番最御崎寺まで84kmあるが、途中70kmの処の夫婦岩は奇岩で有名なところです。

足場の悪い岩石に一人の女性が座っていた。
何気なく声をかけると、急に泣き出し、驚きました。
よく見るとへんろ姿はしているものの、荷物らしきものは持っていなかった。
もしかして自殺? と一瞬思った。

話を聞けば荷物など全部盗られてしまい、途方にくれてどうしょうかと考えていたと言った。岐阜大垣市の典子は小柄でやさしそうな感じだった。
「四国遍路旅」の小説を書こうと四国へやってきた矢先のことで悲しそうであった。

「車に乗るかい」とすすめられ、言われるとおり助手席に荷物を放り込んで、車に乗ろうとしたとたん、車は急発進して去ったらしい。
前にもこんな話し聞いたことがある。

ここからバスに乗って奈半利まで行き、電車で高知市に着いたら警察に届けるよう話し、必要なお金を渡した。

それから一週間後、現金と彼女が書いた小説三冊が届いた。
手紙には池さんが、亡き父に似て父に助けられたと勘違いして、泣いてしまったとか。
その一ヶ月後母親と観光を兼ねて我が家に来た。
娘の命の恩人ですと母親言って帰った。


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